【授業紹介】初級楽典コース
このページは初級楽典コースで行う授業の詳細についての解説となります。
コースの詳細や入学についての情報は下記ページを参照して下さい。
リンク【総合・初級】初級楽典コース
初級楽典コースを学ぶ目的
楽典とは音楽理論の一部で、特に基礎の部分を指します。
音楽理論を構築する最も基礎の部分である楽典の知識と楽譜の読み書きは、深淵なる音楽の世界への第一歩です。
楽典を含む音楽理論は、複雑で機微に富んだハーモニーやコード進行を自由自在にコントロールしていく上でまず知っておかなければならない、全ての土台となる重要な内容で、音楽理論を学ぶことは音楽の仕組み自体に対する理解を飛躍的に向上させます。
DTMという誰もが音楽を創作できる環境を手にした現代においても、前述の通り作曲する上で音楽理論、楽典は非常に有用なツールであり、それらを学習する上で最も基本的なスキルとして楽譜の読み書きが必要とされ、作曲や編曲をする時は勿論のこと、それだけではない沢山のメリットがあります。
例えば、楽譜を作成できるということは音楽的コミュニケーションをする上で共通言語を獲得するということであり、作曲者としての意思を第三者へ伝えることができ、レコーディングやコンサートに参加する演奏家等にいち早く自分の作曲した作品の意図を伝えるために、楽譜制作は現代においても重要なスキルです。
テクノロジーの進化に伴い素晴らしいDTM音源が多数市場に並んでいるものの、未だに一流の演奏家への演奏依頼がなくならないという事実は、現代のDTMやソフトシンセを用いた打ち込み技術ではまだ到達できない、人間による表情豊かな演奏やサウンドの完成度が遥かに高いことを意味しています。
上記のような、現時点でのDTM機材による打ち込みの限界点、弱点をしっかりと把握したからこそ生まれてくる、演奏家たちの力を借りるという発想が楽譜を通して体現され、DTMと音楽理論が相互に補完しあう真の自由を手にした作曲家として、音楽活動を進めていくことができるようになるのです。
初級楽典コースでは楽典の最も基礎の部分であり、楽譜の読み書きのスタートである五線譜の音符の読み書きからスタートします。
普段ギターを演奏していてコードは読めるもののピアノやオーケストラなど一般的な楽譜が読めない方や、DAWソフト上のピアノロールは見慣れているけれども音符については馴染みがないといった方など、楽典、楽譜についてこれから学習をはじめる方でも楽典に取り掛かりやすいよう、最初に覚えるべきことを厳選して学習しますので、初学者でも躓かずに学習できるように構築されています。
他にも発展的な学習をするために必要となる様々な音楽に関する基礎知識を学び、その後に進学する総合DTM作曲コースの授業内容に一切の不明点が生じないよう、最も学習効率の高い状態で学習を開始できるレベルに押し上げるためコースとなります。
総合DTM作曲コースでは授業の度に様々な課題が出題されますが、初級楽典コースでは課題がありません。
その代わりに授業動画内で練習問題を一緒に解いていったり、少しでも不明な点がある場合はオンラインコミュニティ上で完全に理解できるまで講師陣と質疑応答を徹底的に繰り返します。
勿論授業内容だけの質疑に留まらず、音楽に関するあらゆることは全て密接に連動しているため、どのような内容をどれだけ質問しても構わないどころか、あらゆるものを吸収する貪欲な姿勢を促進する観点から、積極的な質疑応答を推奨しています。
コースに含まれるカリキュラム
音名
世界のドレミファソラシド
五線と譜表
音部記号、ト音譜表
音符、休符
拍子
拍、連桁、BPM
リズムトレーニング
練習問題 1,2
初級楽典コース 学習と修了までのフロー
初級楽典コース 学習進行のフロー
初級楽典コースの学習フローは下図の通りに進んでいきます。
初級楽典コース コース修了までのフロー
初級楽典コースは下図のフローで総合DTM作曲コースへ進学します。