目次
総合DTM作曲コース概要
総合コース系3つの課程について
総合コース系は難易度に応じて3階層の課程に分かれており、第2階層目となる本課程では、総合DTM作曲コースのみが用意されており、作曲やDTMだけに留まらないプロ活動する上で必要となるあらゆることを最短で学ぶ、数々のプロ作曲家を生み出してきた東京DTM作曲音楽学校のメインを飾るコースとなっています。
入学には入学課程判定試験にて一定以上の成績を収める必要があり、基準に満たなかった場合は初級課程を修了することで進学が可能となります。
総合DTM作曲コースの説明
楽典、音楽理論、作曲、編曲、DTM、打ち込み技術、ミックス、マスタリング、現場を意識した実践的な各種授業、最高峰レコーディングスタジオでの自作曲録音等、作曲やDTMに纏わることを総合的に学ぶだけでなく、国内最高峰レコーディングスタジオでの実習や生楽器の講習、現役のディレクターやエンジニア講師による特別授業、実際のメジャーやCMの仕事案件を題材にした実践的な現場体験学習等、大変密度の濃いカリキュラムが用意されています。
そして各授業ごとに授業内容を反映した作曲課題が出題され、マンツーマンにて徹底的に指導することで、集団授業形式では伝え切ることのできない、これまで辿ってきた音楽的経歴と今後の目標を踏まえた上で個々の生徒に最適化されたオンリーワンの指導が可能となります。
そして生徒が作曲した楽曲内に授業内容がしっかりと反映させられていることが確認できてから、授業の完遂と判断され次の授業に進むことができます。
合格となった提出楽曲は講師陣により添削や評価を書き加えた指導カルテを作成し、次の授業へ進みます。
尚、低評価の課題曲が多いまま卒業をすると、効果が薄いとみなされ専門課程3コースへの進学は不可となる場合があります。
本コースはカリキュラムの難度や種類ごとに、共通基礎、共通一般、共通応用、特別授業の4フェイズに分かれており、所謂音楽的に「いよいよ面白くなってくる」一般フェイズ以降に進むためには、基礎フェイズの最後に用意されている判定試験を合格することが必須となります。
これらの4フェイズは、授業だけでなく課題内容も逐一変化していき、課題曲の物理的な尺や難度も上がる学習後半期には授業や課題の間隔すらも徐々に長く取っていくこととなり、決して画一的な進行はせず学習効率の最大化を図ります。
本コースでは3つの受講期間が用意されています。
受講期間ごとに入学課程判定試験の難易度が変わり、6ヶ月コースにおいては共通一般フェイズから授業が開始されるため、最も入学の難易度が高くなります。
受講期間 | 授業の開始フェイズ |
6ヶ月コース | 共通一般から(入学時の実力により個々に設定) |
1年コース | 基礎フェイズから |
2年コース | 基礎フェイズから |
期間を通してコンスタントに学習時間、課題曲作曲時間の確保が可能であるならば、授業の進行速度や学習内容の定着などのパフォーマンス面からバランスを考慮すると1年コースが基準となりますが、DTMや作曲が全くの未経験だったり、時間をかけてじっくりと学んでいきたいという希望がある場合や、仕事や家庭や学業などとの両立の面から2年コースを選択することが推奨される場合もあります。
6ヶ月コース合格の目途としては、上位音楽大学を優秀な成績で卒業程度の楽典や音楽理論の知識を有し、且つ自作曲もDTMをある程度使いこなして作曲できるレベルが最低限として設定されており、プロとして活躍中であっても試験に合格することは容易ではありません。
6ヶ月コース合格に準ずる基礎レベルがありながら1年コースからスタートすることになった場合、既に理解している基礎フェイズの受講内容については、当該課題をクリアすることで時短で進めていくことができますので、苦手箇所や特に学びたい分野に時間を沢山割くような学習プランを立てることができます。
また全ての生徒に全受講期間の1/6の猶予期間が付与されますので、1年コースであれば計1年2ヶ月の期間内でカリキュラムを進行することができ、多様化する生活様式にも柔軟に対応しながら頓挫せずに全カリキュラムを修了することができます。
やむを得ない事情により猶予期間を過ぎても全カリキュラムを修了できなかった場合は、既定の延長料金を別途納入することで、猶予期間を更に延ばすことができます。
入学可能期 |
常時 |
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入学条件 | 入学課程判定試験合格者か、初級課程修了者 |
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受講期間 | 6ヶ月、1年、2年の3コース |
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授業間隔 | 6ヶ月コース | 原則週に1回(毎回の授業数は1年コースの1.5倍から2倍) |
1年コース | 原則週に1回 |
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2年コース |
原則週に1回(毎回の授業数は1年コースよりも少ない) |
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受講猶予期間 | 全受講期間の1/6を付与 |
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課題 | 様々な課題を参照 |
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同時受講 | 各単科コースは総合DTM作曲コースの卒業後から受講可能となるが、作曲仕事等によりすぐに学習することが必要と認められた場合は可能 |
募集要項や学費は下記ページからご確認下さい。
リンク募集要項・学費原則として入学の際には入学説明会への参加が必須となります。
リンク入学説明会在学中の各種フォローは下記ページをご覧下さい。
リンク在学中の各種フォロー
授業科目一覧
総合DTM作曲コースで取り扱う主な授業科目の一覧になります。
リンクされている科目は授業の詳細ページに飛びます。
共通基礎 | 共通一般 |
共通応用 | 特別授業 |
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授業内容の詳細な解説ページは下記リンクを参照して下さい。(順次追加予定)
リンク【授業紹介】総合DTM作曲コース 楽典
その他にも、
等の授業やフォローが用意されています。
授業動画で受講する通常授業は、スクーリングのように日時や場所に縛られる必要がないため、生徒自身の好きなタイミングで受講することができます。
通常授業の受講方法については下記ページをご覧下さい。
リンク5種類の授業
担当講師
入学案内
入学までの流れ
総合DTM作曲コースへ入学するまでの大まかな流れです。
入学選考試験の内容
総合DTM作曲コースでは、学習効率の最大化を図るため、学習を開始する時点で最低限必要な知識の足並みを揃えるべく、入学課程判定試験を実施しています。
選考基準に満たなかった場合は、初級楽典コースと初級DTM・DAWコースがそれぞれ用意されており、こちらを修了することで総合DTM作曲コースに進学することができます。
入学をさせないための試験ではなく、総合DTM作曲コースの受講に必要な音楽的知識のボトムラインを一定以上に整え、学習効率を高めるための制度です。
受講期間 |
試験内容 |
6ヶ月コース |
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1年コース |
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2年コース |
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入学に際しては入学説明会への参加が必須となりますので下記ページよりお申込み下さい。
リンク入学説明会
入学願書は下記ページより出願して下さい。
リンク入学願書出願
受講が推奨されるケース
- 基礎からしっかりと作曲とDTMを学びたい
- プロの作曲家になりたい
- 現在の仕事を続けつつプロの作曲家活動も平行したい
- 大学に通いながらプロの作曲家を目指したい
- 音楽の専門学校卒だがプロ活動とは程遠い内容だったため基礎からやり直しプロを目指したい
- 音大作曲専攻だったが、クラシックだけでなくDTMを駆使してポピュラーや商業音楽でも活動したい
- 音大で器楽を専攻していたが作曲もできるようになりたい
- 既にプロの作曲家として活動しているがアレンジやプロデュース等で仕事の幅を広げていきたい
- レッスンプロとして他校で教鞭を執っているがプロの作曲家としていまいちど活動していきたい
- プロのスタジオミュージシャンとして活動中だが作曲にも幅を広げたい
- かつてプロ活動していたが現在のシーンでは歯が立たないためしっかりと学び再度チャレンジがしたい
- 地方や海外在住だが自宅で世界に通用する本格的な音楽教育を受けたい
etc…
入学者例
※初級コースからの進学者ではなく、入学課程判定試験に合格した総合DTM作曲コースから入学した生徒のみの紹介です。
ケース1:音大ピアノ科卒で今後は作曲でプロ活動を目指すピアノ講師
音大ピアノ科を卒業し現在はピアノ講師として生計を立てる。
元々興味があったポピュラー系やCMなどの映像音楽の作曲で仕事がしたい希望があり、クラシック系の知識しかなかったことから入学を決意。
譜面の読み書きや楽典に関する知識は既に十分にあったため時短にて授業を前倒しで進め、あまり得意でなかったDTM系の授業を通常よりも時間をかけて1つずつじっくりと学習する。
ケース2:現在の仕事と兼業でプロ作曲家を目指す30代会社員
小学生からピアノやエレクトーンを始め、大学時代に趣味でDTMを開始。
何度かメジャーのコンペに参加をするものの全く手応えがなく、具体的に何をどうすることでプロで通用する楽曲に仕上げられるかがわからず、独学でやっていくことに限界を感じたため入学。
楽典もDTMも基礎的な部分の知識は問題なかったため、発展的な音楽理論や高度なDTMテクニックに最も注力して学んでいき、卒業後は卒業生の会で配信されるメジャーのコンペやオーディションへ多数参加していたところ、それが縁となり仕事を獲得することに成功。
ケース3:様々なアーティストに楽曲提供することで生計を立てるプロ作曲家
中学生の頃よりバンド活動を開始し、20代中盤で初めて楽曲が採用されてからは主にポップスやアイドルなどのメジャーアーティストへの楽曲提供やコライトでプロ活動中。
アレンジや音作りに苦手意識があり、編曲までワンストップで発注を取れないことも多く、作曲家としての次のステージを目指すため入学。
得意な分野を外すと途端に対応ができなくなることや、自分ではわかったつもりになっていたが抜け落ちていた基礎分野も明るみになり、これを機にいちから徹底的に鍛え直すことに。
努力の甲斐あって在学中から念願のアンレジ仕事も取ることができるようになり、最終的には現場全体を仕切ることができるプロデューサーへのキャリアアップを目指すべく、目標をもって日々の仕事に奮闘をしている。
ケース4:今後は楽曲提供やプロデュースにも活動を広げたいメジャーデビュー中のシンガーソングライター
シンガーソングライターとしてメジャーデビューを経て、近年では他アーティストやCMへの楽曲提供の仕事を徐々に増やしつつあるが、自身の制作では常にプロデューサーやアレンジャーがいなければ納品まで漕ぎつくことができないことが悩みだったため、マネージャーと相談し今回を機に自分で全て完結することができ、且つ今後はプロデュース活動にも幅を広げていきたいため、マネージャーと相談し入学。
卒業後
総合DTM作曲コースを卒業した後は、更に上位課程である専門分野ごとに細分化された専門3コースへ進学をするか、在学中と同様のフォローやサポートに加え、メジャーのコンペ案件やオーディションなどの仕事に関する情報や、キャリア形成や事務所契約などへのアドバイス等、沢山の卒業生達と常時交流ができる卒業生の会に入会するなど、生徒の目的に応じて各種進路が用意されています。
リンク卒業生の会(卒業後のフォロー制度)