渡辺 久之【レコーディング/ミキシングエンジニア】
担当科目
レコーディング、ミックス、マスタリング、ボーカルエディットに関する授業。
DTM、プラグインの高度な使用法に関する授業。
略歴
大学卒業後、独学にてProToolsや音響について学び、2007年より「ON AIR Okubo Studio」にてPAを学んだのち、 2009年より名だたる大御所やTOPアーティストばかりがクライアントである国内最高峰「Landmark Studio」に勤務。シンガーソングライター、バンド、Jazz、演歌、CM、ドラマ、映画の劇伴など幅広いレコーディングセッションに参加。
様々な現場経験を生かし、バンドものからオーケストラまで楽器の種類や規模を選ばず、ストレスなく円滑に楽しくレコーディングを進めることを第一に考え、その場の雰囲気が伝わるような音創りを心掛けており、近年では極端に数の少なくなった大規模同録を仕切ることのできる若手~中堅である。
楽器、ボーカルの編集も、歌心、ニュアンスを残しつつ大切に行うことを得意としている。
一方でミックスやマスタリングに関しては生楽器系だけに留まらず最新のエレクトロ系までも守備範囲とし幅広さと仕事の正確さに定評を持つ。
2017年4月よりフリーランスとして活動を開始。
Works
- 秦 基博「朝が来る前に」(Live Mix)
- 松田聖子 x YOSHIKI「薔薇のように咲いて 桜のように散って」(Single Mix)
- X JAPAN 映画「WE ARE X」サウンドトラック「La Venus」(Single Rec)
- Little Glee Monster「ヒカルカケラ」(Single Vocal Rec)
- 大友玲子「My Heart Bearty」(Album Rec&Mix)
- 天平&真央樹 「kaleidoscope」(Album Rec&Mix)
- 4U「The Present“4U”」(mini Album Vocal Rec)
- DEZOLVE「PORTRAY」(Album Rec&Mix)
- カサリンチュ「SunriseRoad」(Single Mix)
他、多数。
講師から一言
今やプロとほぼ同じ機材を使い、自宅で簡単に音楽を作れるようになりました。
音楽制作がより身近になったということはとても嬉しいことです。
音質に関しても、「良い感じ。」と思える音源が増えている、と思うのと同時に、
「音質の良し悪しに差が出てきているな。」とも感じます。
音源を聴いてレコーディング風景が見えてきたり、ミックスで迷っている箇所が見えたりするのですが、
「この部分をこうしたら。」「あそこはこうすれば良くなるのに。」
と、「あと一歩」やっているかやっていないか、知っているか知らないかで大きな差が生じているように感じます。
「より良い音」に近づくためには料理のように「ひと手間」加えることが重要です。
日本のトッププロデューサーさん達の現場をたくさん経験させてもらってきた中で見えてきたこと、
現場で大切にしていること、音楽にとって大切なものは何なのか、どのようにレコーディング、ミックスが進んでいくのか、
ディレクションのやり方一つとっても音楽制作に関わる大きなヒントが隠されています。
どうしたら上手くいくのか、現場での経験を元に具体的にお教えしたいと思います。
みなさんが抱えている疑問に対し、「あと一歩」=「ひと手間」加えて、より良い楽曲に仕上げるお手伝いをします。