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ビートルズの曲をビートルズの人が歌う。
とても当たり前なことのようでこれ以上非日常的なことは私のなかでは中々見つけることができません。
ヒズオールスターバンドというビートルズの名盤を彷彿させるネーミングで結成されたこのバンド。
それもそのはず、TOTOのスティーブ・ルカサーやトッド・ラングレン等、物凄いメンバーで固められたまさにオールスターバンド!
ライブの構成は、リンゴも含めた各メンバーのキャリアの集大成的な曲を次々披露していく、これまたとてつもない豪華な内容なのです!
そんな豪華な内容とはいえ、やはり観客が最も期待しているのは、リンゴがどこまでビートルズをプレイしてくれるかに尽きます(笑)
結局今回プレイしてくれたビートルズチューンは、Yellow SubmarineとWith a Little Help from My Friendsの2曲、残念ながらOctopus Gardenはやってくれませんでした。
しかしその2曲が聞けただけでも我が音楽家人生に一片の悔いなしと言える程の感動と感激とちょっとの感涙をもたらしてくれました。
今回のライブで最も特筆したいところは、実はスティーブ・ルカサーのライブタイム。
ルカサーといえばもちろんTOTOってことで、Africa、Rosanna、Hold The Lineという代表曲3曲をルカサーの歌唱で披露してくれましたが、予備情報なしで参戦した自分にとってとんでもなく嬉しい誤算であり、リンゴを聞きにきたのにTOTOまで聞けちゃうなんて信じられない!とばかりに大いに興奮したのでした!
大興奮だった理由はもう1つ。
ルカサーが歌っている間にふとステージ場にリンゴの姿を探すと・・・なんとドラムを叩いてる・・・。
そうです、TOTOの曲をルカサーが歌ってリンゴがドラムを叩いてるという半ばカオスな状態で往年の3曲は演奏されたのでした!
さすがにビートルズの曲は何曲かはやってくれるだろうとある程度予想していたものの、まさかTOTOを歌うルカサーの後ろでリンゴがドラムを叩くだなんて、びっくり度合いでいったらこっちのほうがよっぽどだったかもしれません!
この勢いでポールマッカートニーと競演してくれないかなー!?(笑)