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コンペに採用された生徒の声
経済産業省の案件で東京DTM作曲音楽学校に楽曲コンペが発注され、見事コンペに採用された生徒による、仕事を経験した反省記です。
採用される程の楽曲制作スキルがあるレベルでも、実際に仕事をしてみるとまだまだ至らないところだらけであることを痛感したようですが、特筆すべきは制作した楽曲に関するの反省よりも、仕事の進め方に最大の反省があることです。
将来音楽を仕事にしたいと考えている方はこうしたことも是非参考にしてください。
K君には今回の経験を糧に今後更なる飛躍を期待します!
コンペ概要
【クライアント】経済産業省
【コンペ内容】クライアントが制作する数百本分の映像コンテンツへのBGM制作
採用生徒による反省コメント
今回のコンペを経て反省、発見など、今まで見えていなかった事が多くありましたので、ここに記していきます。・オーダーを読み取る力が足りなかった具体的な参考曲など、最初の段階でいくつかの情報が提示されていたにもかかわらず、自分の工夫や持っているモノを、どうして組み込んでいくかという”頭でっかち状態”になってしまい、求められている曲のポイント、参考曲の特徴、どういった場面の曲なのか、などの考え方が不十分なままスタートさせてしまいました。・採用後の対応について制作の段階でしっかりと整えられていなかったので、あれだけ授業で指摘して頂いたにもかかわらずに、”思いやり”、”配慮”に欠ける対応をしてしまいました。データの名前やBPMの記入はもちろんですが、パラで送る際に、MIXした状態なのか素の状態なのか、素の場合はMIX時のPANの位置はどこかなど、このデータをもらった相手はスムーズに作業できるかというところを考えられずに送ってしまいました。結果、手間をかけさせてしまい、作業の手を止めさせてしまいました。これでは自分の仕事としては不十分です。 ・次に向けて・・・ 自分の場合は、まず頂いたオーダーに対して素直にシンプルにスタートさせること。 その時に使える引き出しを沢山持つために、幅広くインプットをしていくこと。 いざという時にバタバタし”思いやり”い欠けるやり取りにならないように。 また、そういった所をしっかりおさえつつも、スムーズに作業を進めていけるように準備をしておくこと。 今回の場合も含めて、想定される色々な場面を普段から意識づけて、さらに曲として足りていないところも、埋めていけるようスキルアップしていくこと。 これらの反省、発見を次につなげていきます。 |