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(画像はサイトのキャプチャ画像です)
これはちょっとした事件です!
かつて世界中のトラックメーカー、アレンジャー達を熱狂させ、
名機と呼ばれるシンセサイザーの数々を生み出したE-muが、
Mo’Phatt
Orbit
Proteus3
Virtuoso 2000
の4機種のサウンドライブラリをLogic Pro付属のサンプラーである
EXS24の形式で無償配布をはじめたそうです。
そして今後他のシンセについても同様の形で配布予定とのことです!
(配布先はコチラ)
E-muといえば数年前にProteusのSoundFont化で
DTM界を賑わせましたが、
しばらくの沈黙を置いてまさかの大攻勢!
Cubaseユーザーの私としては正直非常に羨ましい!
何を隠そう未だにOrbitの続編である
Xtream Leadのシンセを所有しているくらいですので(笑)
ちなみに東京DTM作曲音楽学校授業ルームに置いてあります。
近年ソフトシンセの大容量化、
ハイクオリティ化には目を見張るものがあり、
プリセットのサウンドの完成度がどんどん上がっていますが、
10年以上前のPCMシンセがソフト音源化したことを
なんで今更そんなに喜んでいるのか、
疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
実際ソロで鳴らした音色がいくら良くても、
1曲にまとめ上げる上でかなりの部分(周波数的な)をカットします。
沢山トラックが増えれば増えるほどカットする割合も当然増え、
良いミックスには絶対に欠かせないプロセスの1つです。
ソロで鳴らすと大して良い音ではないということは、
ミックス時に余分な周波数を大してカットせずに、
そのまま使える音だとも言えるわけですね。
1度でも自分の曲がメジャーでリリースされたことがあれば、
実際完パケされた曲の各トラックをソロで再生すると、
案外どのトラックもシンプルなことに気付きます。
否、なんならショボイ?とすら思う程です。
でも全体で聞いた場合とても良い鳴りになっているんですね。
つまりいくらソロで聞くと良い音だからといっても、
全てを良い音だらけにしてしまうと、
所謂船頭多くして船山を登る状態になってしまうということです!
実際の楽曲制作ではソロにした時の鳴りよりも、
曲全体のバランスがものをいうことは明らかです。
未だに過去の音源を使うトラックメーカーが後を絶たないのは、
経験的に直感的に最終的に良い曲になるだろうという予想が働いてるからでしょう。
その曲その曲ごとにどういった方向性が最適化を見極め、
適材適所で最も良いと思われる音を配置していく感覚こそが、
良い曲を完成させるために最も重要です!
しかし、E-muシリーズ、私も使いたい!!(笑)